使用機材 | 機種名 |
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SACD/CDプレーヤー | ソニー SCD-777ES |
プリアンプ | アキュフェーズ C-270 |
パワーアンプ | アキュフェーズ P-500L |
スピーカー | JBL 4428 |
小生、すでに70歳に突入した、耳だけが頼りのオールドオーディオマニアです。理数系物理系、全くののオンチ。手先が不器用で木工もままならない小生としては自作も出来ず、ただひたすら、己の耳とオーディオ誌を頼りに40数年間、機器とくにスピーカーの取替え地獄を経験してきました。そんな意地悪爺さんは、たいていの宣伝には余り耳を傾けないものです。この器械も送料だけなら損してもいいか・・・くらいの気持ちで試聴の申し込みをしました。
今の不満といえば、ソースによっては聴き疲れがすること。それに、よりアナログ的を目指して某社の改善器を入れていますが、これが音全体の輪郭にわずかに金属臭をまといつかせます。とくに高弦群において気になっていました。 安い真空管アンプでも買ってみるか・・・(年金生活者にとってオーディオ費はとても痛いのです)の心境でした。
あまり期待もせずに音出しをしました。まず気がついたのは低域の伸びとふくらみです。といって決してふやけた感じではなく中域から低域にかけて音の密度が増す感じ。したがって低弦楽器のメリハリが良くなります。次いで管楽器とボーカルが、よりナチュラルになったこと。一番良かったのが、前述の金属臭が払拭されたこと。これが大きいですね。音像全体が自然さを増したといえるのではないでしょうか。
加齢とともに力もなくなり、大型の装置と決別し、アンプ以外はコンパクト化しました。その結果ややとんがった音の傾向ですが、こういった不満の解消にはうってつけかと思いました。